
プログラム
1st.
混声合唱とピアノのための4つの歌『風になりたい』
詩:川崎洋 作曲:寺嶋陸也
2st.
「海よりはるかに」
作詞:山本瓔子 作曲:上田真樹
混声合唱とピアノのための 「パラペタマピェ」
『万葉集』より 作曲:旭井翔一
「夏の星に」混声合唱とピアノのための
作詞:茨木のり子 作曲:根岸宏輔
3st.
ポジティヴ・オルガンと弦楽五重奏による
『レクイエム Op.48』
作曲:G. フォーレ 編曲:信長貴富
出演
栗山 文昭 (音楽監督・指揮)
1942年島根県生まれ。島根大学教育学部特設音楽課程卒業後、二期会合唱団、東京混声合唱団で研鑽を重ね、合唱指揮法を田中信昭、指揮法を高階正光に師事。中島健蔵音楽賞、下總皖一音楽賞受賞。現在12の合唱団を有する「栗友会 」の音楽監督として、多くのオーケストラでコーラス・マスターを務める。「栗友会」 各団体の演奏では、現代に立脚しつつ、時代を俯瞰したプログラムを心掛ける。また、合唱表現の可能性を広げるべく演劇と合唱との融合を目指した作品を多く世に出している。一般社団法人音楽樹芸術顧問。武蔵野音楽大学名誉教授。島根県芸術文化センター「グラントワ」いわみ芸術劇場芸術監督。
フレーベル少年合唱団 (ボーイソプラノ)
株式会社フレーベル館の文化・社会貢献事業として、1959年に誕生した児童合唱団です。日本では数少ない少年だけの合唱団として創立以来数百名のOBが輩出、現在は約80名の団員で構成されています。年1回の定期演奏会のほか、オーケストラとの共演、オペラへの出演、地域コンサートをはじめとする各種演奏会、地方公演、レコーディングなど、様々な分野で活動しています。
加耒 徹(バリトン)
東京藝術大学大学院首席修了。 大学院アカンサス賞受賞。 バロックから現代音楽 まで多くのジャンルを演奏しており、バッハ・コレギウム・ジャパンとは多くの公演を共にし、2021年『エリアス』ではタイトルロールを務め絶賛された。2026年3月から4月にかけて、オランダバッハ協会の『マタイ受難曲』公演のソリストに抜擢、オランダ各地での13公演に出演が予定されている。オペラシティ財団主催リサイタルシリーズ《B→C》 では東京、福岡両公演満席の中、10ヶ国語による歌曲プログラムを熱演。オペラでの活躍もめざましく、『ドン・ジョヴァンニ』、『コジ・ファン・トゥッテ』、『ランメルモールのルチア』、『こうもり』など多くの作品に出演。2025年4月に【TORU KAKU meets SCHUMANN】をリリース。テレビ朝日「題名のない音楽会」などメディアにも多数出演。洗足学園音楽大学非常勤講師。
中川 直子(ヴァイオリン)
福岡県出身。第50回全日本学生音楽コンクール中学校の部福岡大会第一位。九州交響楽団と共演。 第22回霧島国際音楽祭にて優秀演奏賞、特別奨励賞を受賞。第74回日本音楽コンクール入選。2006年別府アルゲリッチ音楽祭にて東京音楽大学シンフォニーオーケストラのコンサートマスターを務める。2012年ザルツブルグ・モーツァルト国際室内楽コンクール第一位。ザルツブルクのミラベル宮殿にてコンサートに出演。特待生として東京音楽大学付属高等学校、東京音楽大学を経て東京音楽大学大学院修士課程修了。現在東京音楽大学弦楽器科非常勤講師。
大島 亮 (ヴィオラ)
桐朋学園大学および同大学研究科修了。第11回コンセール・マロニエ21弦楽部門第1位、第7回東京音楽コンクール弦楽部門第1位、第42回マルクノイキルヘン国際コンクールディプロマ賞受賞。ソリストとして東京都交響楽団、九州交響楽団などと共演。2012年東京文化会館での初リサイタル以降、定期的にリサイタルを開催、好評を博している。ヴィオラスペース、 木曽音楽祭、サイトウキネンオーケストラ等に出演。室内楽奏者として積極的に活動するほか、ゆらぎの里ヴィオラマスタークラスでの今井信子氏のアシスタントをはじめ、各地においてセミナー講師を務めるなど、後進の指導にもあたっている。現在、神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席奏者。
髙野 香子 (ヴィオラ)
5歳よりヴァイオリンを始め、18歳でヴィオラに転向。北鎌倉女子学園高等学校音楽科を経て、東京音楽大学を卒業、同大学院科目等履修に一年間在籍。2008年、神奈川フィルハーモニー管弦楽団に入団、2012年よりフォアシュピューラーを務める。これまでにヴァイオリンを天江光雄、田尻かをり、久保陽子、ヴィオラを河合訓子の各氏に師事。
門脇 大樹 (チェロ)
東京芸術大学音楽学部附属高校を経て、同大学卒業。第5回ビバホールチェロコンクール第3位。第74回日本音楽コンクール第3位。ザルツブルグ=モーツァルト国際室内楽コンクール第1位。平成28年度エネルギア音楽賞受賞。東京芸術大学卒業後、ロームミュージックファンデーションより奨学金を得て、レッジョエミリア音楽院で研鑽を積む。その後アムステルダム国立音楽院にてアンナービルスマのマスタークラスを受講。現在神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席奏者を経て日本フィルハーモニー交響楽団ソロ・チェロ奏者、東京音楽大学准教授。
髙橋 洋太 (コントラバス)
桐朋学園大学、同研究科修了と同時に2006年東京都交響楽団に入団。2005年青森市民文化顕彰受賞。セイジ・オザワ松本フェスティバルはじめ、各地の音楽祭に毎年参加している。 オーケストラ、 室内楽、ソロ、エレキベースの演奏の他、テレビ朝日「題名のない音楽会」、Eテレ「みいつけた」等出演する他、雑誌「Tarzan」にて音楽家としての身体のメンテナンスを紹介するなど、その活動は多岐に渡る。2022年3月にコントラバスで は初録音となるピアソラ作曲の「タンゴの歴史」を収録した自身初のアルバムをリリースする。2025年6月より故郷青森県で始まった「青い海と森の音楽祭」では芸術総監督補佐・音楽主幹補佐を務める。
新妻 由加 (オルガン)
東京藝術大学オルガン専攻および同大学院修士課程修了。卒業時アカンサス音楽賞受賞、日本オルガニスト協会新人演奏会出演。2013年よりスイスのバーゼル市立音楽院スコラ・カントルムにてL. ギエルミ、W. ツェラーのもとオルガンの歴史的奏法を学ぶ。2015/2017年バーゼル市教会音楽協会H. バルマー財団奨励賞受賞。2017年オーストリア国際H. I. F.ビーバーコンクール (アンサンブル部門) 最優秀賞。帰国後は東京を中心に「Ex novo」, 「プロムジカ使節団」ほか多くの古楽演奏団体との共演、録音を行う。日本聖公会聖マーガレット教会、立教新座中学校・高等学校オルガニスト。
佐藤 洋人 (指揮)
東京藝術大 学音楽学部声楽科卒業。World Youth Choir 2009 日本代表メンバー。Tokyo Cantat 2012「第3回若い指揮者のための合唱指揮コンクール」第1位、ならびにノルウェー王国奨学賞を受賞。現在、武蔵野合唱団、Youth Choir Aldebaran、早稲田実業学校音楽部、フレーベル少年合唱団他、多数の団体で指揮者を務める。また、東京混声合唱団にて近年の定期演奏会での副指揮、文京区民オペラ合唱指揮を務める。IFCM国際合唱連合会員。JCDA日本合唱指揮者協会会員。一般社団法人音楽樹理事。武蔵野音楽大学講師。
須永 真美 (ピアノ)
千葉大学教育学部卒業。在学時より音楽活動を始め、並行して栗山文昭氏のもとで合唱音楽について研鑽を積む。ピアノを今川澄子、水野修孝、林美奈子の各氏に師事。1993年友愛ドイツ歌曲コンクールにおいて、優秀伴奏者賞受賞。現在アンサンブル・ピアニストとして、様々な合唱団・声楽家らと演奏会・録音等で共演している。また、邦人作曲家への委嘱初演活動にも数多く関わる。一般社団法人音楽樹会員。
Youth Choir Aldebaran
「未来をつくる合唱団になりたい」という願いから、2016年に生まれた混声合唱団。高校生~35歳のメンバーで構成される。音楽監督兼指揮者に栗山文昭氏、指揮者に佐藤洋人氏を迎える。アルデバランはおうし座の一等星の名前であり、アラビア語で「後に続くもの」という意味を持つ。さまざまな作品を通して合唱の基礎を学び、若いエネルギーにあふれる合唱団を目指して活動中。これまでの主な活動は、自主公演の主催、山梨や島根への演奏旅行、 森山直太朗CD 『花の名前』 『822』 『さくら(二〇二〇合唱)』や教育芸術社教材CDの収録、合唱劇 《星の王子さま》 (台本・作曲:寺嶋陸也) 委嘱初演(2018年)、同二幕版の上演 (2023年)、その他TV出演など。また「栗友会合唱団」の一員として、オーケストラや世界で活躍する指揮者と共演している。
チケット
◎一般―――――3,000円
◎学生―――――2,000円
◎高校生以下―――500円
(全席自由)